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光コラボとは?
インターネットを利用するためには、光回線とプロバイダを契約する必要があります。NTTのフレッツ光回線(1Gbps、1ギガ)を利用する場合、フレッツ光回線の代理店プロバイダと契約する必要があります。NTTフレッツ光回線は、日本全国どこに住んでいても利用できます。フレッツ光回線をプロバイダが自由に販売できる方法として「光コラボ」があります。
NTTフレッツ光回線を利用する場合、2つの方法があります。
1つ目は、NTTでフレッツ光回線を利用する契約をします。2つ目にプロバイダと契約して、NTTにどこんおプロバイダをこれを伝える必要があります。
フレッツ光代理店は、〇〇コラボと言う自社名のプランを提供しています。コラボと言う名称のプランは、自動的にフレッツ光回線を利用すると言う前提でプランは作られています。したがって〇〇コラボを契約した場合、フレッツ光回線を自動的に利用します。この場合の契約はプロバイダーだけの契約で成立しますので、上記1の場合のように2社と契約支払いをする必要がありません。プロバイダ1社のみで契約と支払いが行われます。
コラボ光は1ギガのみ利用できます。10ギガは対象外です。
光コラボ同士の乗り換え手続きは、簡単。
光コラボ同士(A社コラボ→B社コラボ)の乗り換えは、「事業者変更」という仕組みを使うのが基本で、流れは「A社から番号を取得 → B社へ事業者変更で申込み → 開通後A社解約・機器返却」という手順になります。
全体の流れ
1. 現在利用中のA社コラボに「事業者変更承諾番号」を発行してもらう
2. 乗り換え先のB社コラボに「事業者変更」で申込む
3. 回線切替日まで待つ(通常工事不要・最短約1週間前後)
4. 切替日にルーター設定などを行い、A社の機器があれば返却する
- A社での事業者変更承諾番号の取得
• 名称:一般に「事業者変更承諾番号」と呼ばれ、頭文字英字+数字で11桁の番号です。
• 入手方法:A社のサポート窓口(電話/Webマイページ等)から「他社コラボに事業者変更したいので、事業者変更承諾番号を発行してほしい」と依頼します。
• 有効期限:発行日を含めて15日間程度が一般的なので、その間にB社へ申込を完了させる必要があります。
※番号を発行してもらう時点でA社はまだ解約されません。番号だけ取得しておき、B社申込後に自動的に切り替わる形です。 - B社での事業者変更申込み
• 申込種別の選択:B社のWeb申込フォームなどで「新規/転用/事業者変更」と分かれていたら、「事業者変更」を選択します。
• 入力情報の例:
• 事業者変更承諾番号
• フレッツ系の「お客様ID」や契約電話番号など
• 契約者情報・支払い方法 など
• 事務手数料:多くのコラボで「事業者変更手数料」として3,300円前後がかかります(請求元は多くの場合、A社側)。
B社側で申込が完了すると、メールや電話で「工事日・切替日」「利用開始日」が案内されます。 - 切替日当日の対応
• 工事の有無:光コラボ→光コラボの事業者変更は、既存のフレッツ光設備を使うため通常は宅内工事不要で、そのまま回線だけが切り替わります。
• 接続設定:
• ONU(光回線終端装置)はそのまま利用
• ルーターのPPPoE設定や、v6プラス・IPv6 IPoEなどの設定をB社仕様に変更
• B社から送られてくるルーターがある場合は、案内に従って接続
切替が完了すると、A社とのコラボ契約は自動的に解約され、B社契約に切り替わります(ただし、ひかり電話番号などの扱いは事前確認が必須)。
- 解約金・オプション・電話番号の注意点
• 解約金・工事費残債:
• A社側の最低利用期間・更新月外解約金、工事費の残債がないかを事前に確認
• 事業者変更でもA社の違約金が発生する場合があります。
• オプション:A社で契約していたセキュリティ・IP電話・動画セットなどのオプションは、自動的には引き継がれないことが多いので、不要分は解約手続きが必要です。
• 電話番号(ひかり電話):
• フレッツ光と紐づいたひかり電話番号は、事業者変更承諾番号を使うことでB社に引き継げるのが一般的です。
• フレッツと紐づいていない番号や、独自IP電話番号はそのまま引き継げないケースがあるため、A社・B社双方に「番号をそのまま使えるか」を要確認です。
光コラボを取り扱うプロバイダは多数
| サービス名 | 提供エリア | 利用者数 (契約件数) | 月額料金 (戸建・目安) | 備考 |
| 楽天ひかり | 全国 | 約121万件 | 約5,280円 | NTT光コラボ・ 楽天モバイル |
| ビッグローブ光 | 全国 | 約137万件 | 約5,478円 | NTT光コラボ |
| OCN光 | 全国 | 約92万件 | 約5,610円 | NTT光コラボ |
| @nifty光 | 全国 | 約84万件 | 約5,610円 | NTT光コラボ |
| エキサイトMEC光 | 全国 | 約45万件 | 約5,280円 | NTT光コラボ |
キャッシュバック方法の多様化
光コラボを取り扱うプロバイダは多数あるので、展開される特典もいろいろあります。同業他社が多いので、特典愛用も競争激化し、キャッシュバックなどの金額も増えています。
コラボ光によるプロバイダの契約期間は大抵2年になっていて、特典(キャッシュバックなど)の付与期間は契約年数によって組まれています。
プロバイダのキャッシュバックの主な目的は、契約期間2年を継続して欲しいので、キャッシュバックの多くを2年目(24ヶ月目)に多く還元するようになってきています。
光コラボの特典利用で費用節約
特典に使われる項目やキャッシュバックをチェック
| 契約手数料 | 申し込み時にかかる手数料 |
| 工事費 | 今回利用する住宅で光回線を利用したことがない場合(回線が引かれていない場合)に必要 |
| 月額(利用料) | 毎月支払う月額料金。 |
| 解約金 | プロバイダによって、解約時に解約金が必要な場合がある。 (契約年数が2年(24ヶ月)の場合、25、26ヶ月目に解約すると解約金不要。それ以外の期間に解約すると、解約金が請求される) 契約期間「なし」というプロバイダもあり、この場合は解約金も「なし」のことがあります。 |
| キャッシュバック 時期 | キャッシュバックされる方法・時期は、プロバイダにより違います。 契約してすぐ(1,2ヶ月後)に支払われるところ、契約期間(例えば2年、24ヶ月)の場合、24ヶ月目に支払われるところなど。 また、キャッシュバックは、数回に分けて支払われることがあり、その手続き方法は、プロバイダの説明する手続き方法通りに行わないと、支払われないことにもなり得るので、手続き方法をよく確認してそれに従ってください。 契約期間最後の月に支払われるのは(筆者の推測)、プロバイダとしては契約期間をk継続して欲しいからです。よって、契約期間満了前(例えば20ヶ月)に解約すると、それ以降に予定されているキャッシュバック(例えば24ヶ月目支払い分)は支払われませんので、注意が必要です。 |
プロバイダHPへのリンクボタン
下の3つの画像はプロバイダ公式サイトへのリンクボタンです。ページを開いて、プロバイダが提供するコラボのサービス内容やキャンペーンの内容を確認します。ページ内には申込みボタンも含まれていますが、申し込みを強要されることはありません。「申し込みボタン」はスルーすれば良いし、ページを閉じればそこで終了し契約につながることはありません。「逃げられないかも」と怖がる必要はありません。
多くの光回線のホームページでは、「1ギガ」と「10ギガ」の回線について併記していますので、1ギガを選択して内容を確認してください。各社の特典の違いについて、ご自分で確かめてください。