乗り換え手続き

「転用」「事業者変更」番号の取得方法は?

2023年3月2日

日本のインターネット回線で全国で利用できるのは、NTT(東日本・西日本)のフレッツ光だけです。
その他の回線、auひかりやSoftbank光、nuro光は地域が限定されています。
その他、電力会社系や地域のケーブルテレビの回線がありますが、これらも地域限定です。
フレッツ光以外の回線は、地域限定が多いですが、回線速度は、フレッツ光よりも高速のもの、逆に遅い回線もあり、料金も工程、さまざまです。

現在ある光回線から、プロバイダの回線や料金・特典を比較検討した上で選びたいところですが、料金や特典はさまざまなので選び出すのは困難です。おまけに、プロバイダ側では、ライバルよりも安く見えるような料金の仕組みを作り出しているため、実際に安いのかどうか非常に混乱します。

自分が最優先する条件は「月額」なのか「スピード」なのか、それとも機器設定の用意さ・サポート体制なのか、はたまたキャッシュバック金額なのか。

フレッツ光・コラボ
フレッツ光とは

目次フレッツ光・コラボとはNTTのインターネット光回線フレッツ光は、日本全国をカバーするネット固定回 ...

全国ユーザーの実測値を測っている「みんそく」によると、フレッツ光を採用するプロバイダの平均値は、250Mbps〜350Mbps程度。個人の高速値では700Mbps、遅い数値では100Mbps以下など大きな差があります。回線上の速度は、プロバイダの設備の大きさ(利用者比率)や日本全国での回戦速度の地域差(○○地方)があります。

フレッツ光とコラボ

なぜ、どちらもフレッツ光を使用するのにコラボもあるのか?と思うかもしれませんね。
その理由は、従来フレッツ光の光回線(回線のみ)を利用し、インターネットを利用するためには別途プロバイダ(接続サービス)とも契約する必要がありましたが、この2つの契約・支払いをプロバイダが一括して契約・支払いを扱う(コラボという)ことで、ユーザーの利便性を図ったということです。

NTTフレッツ光からプロバイダの「コラボへ乗り換え」は「転用」

多くのプロバイダのコラボは、ほとんどフレッツ光、回線速度1Gbps(1,000Mbps)です
フレッツ光をNTT(東西)で直接契約した方が安心と考えるのは人それぞれなので、否定はしませんが、私は、契約や支払いが複数になるので面倒だからプロバイダのコラボにします。
現在NTT(東西)と契約していて、プロバイダの「コラボ」に乗り換えるの場合は、「転用」で手続きするだけです。

コラボ同士の乗り換えは「事業者変更」

フレッツ光でなくコラボを利用する良い点は、プロバイダのサービスや料金は違い、「月額料金が安い」や「最新のルーターが無料でレンタルできる」などの独自の「特典」を利用することができます。特典を利用することで、安く有利に費用を抑えることができます。

フレッツ光+プロバイダの場合は、プロバイダの特典が使えません。
コラボなら同じフレッツ光回線を使うので、回線の性能は同じで、工事の必要も無い。時間も手間も最小で済みます。

乗り換えで注意する点

以下の手続きをするだけで、新規契約先のプロバイダが乗り換え手続きをしてくれます。
「開通日」に、回線の管轄は、A社からB社に移ります。設置しているルーターがB社の接続方式に対応していれば「一定の時間をかけて」自動的に繋がります。
回線がB社に切り替わったのを確認するまで、A社との「解約」をしないでください。切り替わったのを確認した後に、A社の解約を確認して下さい。(プロバイダにより「解約」手続きが違うかも)

この作業がうまくできるようにするために、以下の手順が重要です。

まず、乗り換えのために必要な番号を取得しましょう。

他社「コラボ」プロバイダへの「乗り換え」手続きは簡単です。プロバイダの乗り換えに必要な手続きは、現在利用中の「フレッツ光」または「コラボ」プロバイダから情報を引き継ぐための番号を発行してもらい、新プロバイダに連絡する必要があります。

現在、あなたがインターネットを利用して会社は、NTT「フレッツ光」か、プロバイダの「コラボ」か?それによって、取得する情報の名称が違います。

あなたが、現在どちら(NTTかプロバイダ)を利用しているかによって、取得する用語が異なります。
・下記1か2の方法であなたの「番号」を発行してもらい、それを受け取ります。
(メールにて2、3日後ぐらい受け取れると思います。番号の受け取り方は、各プロバイダにて確認して下さい。)

・受け取った番号を新しいコラボプロバイダに「申し込む」とき、提示します。
(この番号の有効期間は15日間です。期限が切れると無効になります。(期限が切れた時は、再申請(再発行を依頼)して下さい。
(この番号を申請するということは、私は近々、御社を解約します。という意思表示になります。)

番号取得方法、使用方法

1)現在、NTTのフレッツ光を利用している方  --->  あなたの地域管轄のNTTのサイト(下記リンク)を開き、「転用承諾番号発行依頼」をして下さい。
フレッツ光から乗換NTTフレッツ光からプロバイダの「コラボ」へ「乗り換え」する場合
NTT(東西)の窓口NTT東日本   ・NTT西日本
必要暗号転用承諾番号
手続きステップ 1上記、NTT東日本、NTT西日本(あなたの住まいの管轄会社、どちらか)の窓口で「転用承諾番号」の発行依頼をする。
手続きステップ 2受け取った「転用承諾番号」を乗り換え先のプロバイダ申し込み時に提示する。
2)現在プロバイダのコラボを利用している方
コラボの乗換Aプロバイダのコラボから、Bプロバイダのコラボへ「乗り換え」する場合
現在利用中のおプロバイダプロバイダの窓口
必要番号事業者変更番号
手続きステップ 1現在利用中のプロバイダの窓口で「転用番号」の発行を依頼する
手続きステップ 2受け取った「事業者変更番号」を乗り換え先のプロバイダ申し込み時に提示する。

乗換手順は?

この図は、A社(NTTフレッツ光、またはコラボ)を解約して、B社コラボに乗り換える際の手続きの流れを示したものです。

A社を利用していたけど、B社に乗り換える場合の乗り換え手順です。

図の番号順に進行します。

1)番号を申請すると、(おおよそ2、3日後に)番号が送られてきます。
2)新しいいプロバイダに「申し込み」します。この時、番号を提示します。

3)特に問題がなければ、「契約」手続きが進められます。
 ・あなたの自宅に契約上のあなたの情報を記載した書類(登録証)が郵送で届きます。
 ・登録証に記載された情報は、普段は利用しませんが、プロバイダに何か依頼するとき、問題が起きたときなどに必要になることがあります。システムの運営社であるGMOに連絡するときや非常時に必要なパスワード、あなたのID、メールアドレス、BBnaviへのアクセス情報などが記載されています。

この書類を紛失すると、後々困ったり厄介なことになりますので、フォルダーなどに保存し、いつでも保管・取り出しできるようにしておいて下さい。
特に初心者の方は、この書類の重要性に気が付かないことも有り、「あれ〜、どこ行った?」とならないようにして下さい。

4)工事が必要な場合は。工事が行われます。
  前プロバイダがコラボなら、工事はありません。

 ・この頃には、レンタルルーターが届きます。

5)開通予定日の朝、(従来のルーターを外し)新しいルーターを接続して、そのまま30分〜1時間ほど待ちます。
  何分待ったら繋がるのかはわかりません。今は、待つしかありません。
  開通したかどうか確認するために、ブラウザを開いてどこか見慣れたサイトを開いてみます。
  開通していなければ、開けないので、そのまま放置しいておきます。
  ページを見ることができれば繋がったということですが、開通当初は何かあるかもしれませんので、1時間程度は様子を見ます。
  問題なく他のサイトm開くことができれば、開通したということです。

開通したことを知らせるメールなどはありません。

6)A社の解約の処理は、私の経験(コラボからコラボへ乗り換えした)では、B社に切り替わった時点で自動的にA社の解約が処理されました。ただ、プロバイダ全社がそうであるかは確認できてはいませんので、番号請求する時にプロバイダ側に確認して下さい。
なお、「事業者変更番号」を請求することは、「これから貴社は解約します」という意思表示になります。この時点で引き留められたりするかもしれません。無いかもしれません。

7)A社で契約期間の縛り(2年とか)ある場合は、「解約期間満了の翌月と翌々月の解約は「違約金」が発生しない期間になる」ことが多いので、これに当てはまると解約金が発生しません。A社との登録証を見て、契約年月プロバイダの違約金に関する決まりを確認。今月に解約したら「違約金」が発生するかしないか、「残債」が幾らかを計算しておきましょう。

「GMO とくとくBB光」の乗り換えキャッシュバックの場合、乗り換え時に「違約金」が発生したことが条件になるので、キャッシュバックの対象になりません。他のプロバイダの場合はどうなるのか?この点は注意して下さい。

光回線の回線速度測定

光回線は無線に比べて比較的速度が安定していますが、常時一定の速度が出ているわけではありません。常時変化(回線上の瞬間的な利用量による)しています。
何回か時間を開けて測定し、平均値を掴んでおきましょう。
特に数値が低い場合、光回線が遅いのではなく、住宅内の配線や使用するパソコン・ルーター・接続に使用している配線の性能が低いことが多いようです。光回線に関する配線工事は全国各地域のNTTです。
回線スピードが気になる人は、乗り換える前に「現在の回線速度」と、乗り換えた後の回線速度を比較しましょう。
それによって、乗り換え前後で大きな違いが出たならプロバイダによる速度差であり、どちらも遅いのなら、パソコン、ルーター機器が遅いと考えられます。
回線速度を測る方補がわからないという人はこちらをみて下さい。

速度チェック
回線スピード測定

IPv6光回線のプロバイダに変更してみたけど、なんだか遅い!本当にIPv6で通信できているんだろうか ...